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通関士は税関で輸出入の書類作成や手続きを代行する仕事です。
なるには国家試験の通関士試験に合格する必要があります。
この仕事と試験の概要、そしてオンライン講座について紹介していきます。
まず、通関士がどういう仕事か紹介します。
貨物が税関を通過するために必要な業務を代行する仕事です。
もちろん通関業者が一番多いです。
なお、「通関士」を名乗るには資格試験に合格し、就職先の通関業者から届け出が出され、財務大臣から確認をもらう必要があります。
通関業者、または通関業務部門のある企業に勤務していない場合は「通関士」を名乗ることはできません。
ほかには資格だけ持って航空会社、海運会社、商社、メーカー、税務事務所、コンサルティング会社など関連企業に就職する人もいます。
通関に関する専門知識は、こうした業界ではプラスに評価されて就職に有利です。
経済のグローバル化に伴って国際物流は増加傾向にあり、通関業務も同じです。
通関業者は業務量に応じた通関士資格者を雇用することが法で定められています。
以上のことから通関士の求人需要は底堅いと考えられます。
税関の開庁時間に合わせたスケジュールが基本になります。
税関の開庁は8:30、休憩時間が11:45~14:00、閉庁は17:30。
30分前の8時に出勤して、税関と同じタイミングで休憩し、閉庁後30分の6時くらいに帰宅できるイメージです。
基本的には定時の仕事です。
通関士は運輸業者に勤務するサラリーマンであり、その給与水準に準じます。
その業界の平均給与は445万円程度。
会社によっては月1~2万円の資格手当が上乗せされる場合もあります。
特に高収入の職種ではないですが、この仕事には後述するような別の魅力があると思います。
事務に重大なミスがあると通関業者がペナルティを受けるので、責任感は重要です。
事務の仕事ではありますが、一人で黙々とやるのではなく、依頼人、税関職員などと連携して進めるものなので、対人的能力も欠かせません。
語学力はあった方がもちろんいいですが、必須ではありません。
実務に必要な単語などの知識は仕事の中で身についていきます。
やはり海外に関われる仕事である点に魅力を感じる人が多いです。
海外に関わる仕事というと、高い語学力が必要だったり、勤務時間が不規則なものが多いです。
旅行業界はその代表でしょう。
しかし、通関士は語学は求められないし、基本的に定時の仕事なのでプライベートの充実も可能です。
手続法と実務知識だけで、語学はありません。
通関業法(50分) |
選択式 10問 配点35点 |
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関税法等(100分) |
選択式 15問 配点45点 |
通関実務(120分) |
輸入申告書 1問 輸出申告書 1問 合計2問 配点20点 |
「通算5年以上」の通関業務経験で受験科目の免除があるので、先に通関業者に就職してから資格を取るのも手です。