大学での第二外国語は明治時代からドイツ語とフランス語の二択が主流。
地理的・経済的結びつきから中国語・韓国語を勧める意見も多かった。
でももう時代は変わりました。
この記事では、もっと多角的な基準で自由に選んでみたいと思います。
1位: 中国 |
6位:ネパール |
中国人と韓国人は昔から多いです。仕事はさまざまで、肉体労働からビジネスマン、富豪のような人もいます。
最近はベトナム人とネパール人の増加が顕著で、工場労働者や飲食店従業員が多いです。
日本の小さな田舎町まで本格インド料理店ができてきていますが、大半はインド人ではなく、ネパール人の経営です。
ブラジル人(ポルトガル語)は、自動車メーカーの城下町(トヨタのある愛知県など)に大きなコミュニティを作っています。
出典:令和6年6月末現在における在留外国人数について|法務省
1位:韓国 |
11位:インド |
出典:インバウンド 訪日外国人動向|株式会社JTB総合研究所(2025年8月)
インバウンド旅行者は一般にお金を持っていて教育水準も高い人たちです。
こういう人たちを相手に観光産業に従事して生かすことが考えられます。
中国語の種類
主要なのは中国大陸の標準語(「普通話」という)と台湾華語です。
普通話は簡体字という画数を減らした漢字、台湾華語は日本人になじみのある画数の多い繁体字という漢字を使います。
文章の見た目は大きく異なりますが、ともに北京官話(単に北京語ともいう)から分岐したものです。
分岐して100年以上経つので発音や語彙の差も出てきていますが、話せば通じます。
普通話の教室が圧倒的に多いですが、どちらを先に学んでも他方を学びやすいと思います。
これに対して香港語は広東語の方言で、語彙も発音も全く違い、話が通じません。
中国語の難関
欧米の学習者にとっては何千もある漢字です。
しかし日本人は漢字になじみがあるので、ライティングでは圧倒的に有利です。
日本人にとっての最初の難関は「声調(イントネーション)」でしょう。
中国語はイントネーションで意味が全然変わり、これを覚えるのが大変です。
文法が似ており、「日本語と韓国語は同じアルタイ語族ではないか」という議論が昔から続いているほどです。
発音も簡単な部類で、カタカナ読みで一応通じます。
ただ、敬語体系などが複雑で「思ったより難しかった」という声もあるようです。
女性を中心に旅行先やベトナム料理の人気も高いせいか、大都市には教室があります。
文字はアルファベット(英語のそれとは少し違いますが)なので抵抗が少ないでしょう。
最大の難関は発音と声調(イントネーション)です。
日本語にない母音がたくさんあり、声調を間違うと通じないのは中国語よりはるかにきついといいます。
インドで一番話者の多いヒンディー語と同系統の言葉で、ともにインド・ヨーロッパ語族インド・イラン語派に属します。
文字もデーヴァナーガリー文字で共通です。
教室は少ないですが、オンラインレッスンや個人講師を見つけるのは難しくないでしょう。