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土地家屋調査士のスケジュール、選抜プロセス、難易度・合格率等についてまとめました。
筆記試験の午前の部を免除される資格(測量士・測量士補・1級建築士・2級建築士)を持っていない人は、5月の測量士補試験を受けるのが普通。
測量士補に合格して、土地家屋調査士の筆記試験の午前の部を免除された上で、ダブル合格を狙うのが一般的です。
測量士補試験スケジュール
筆記試験: 5月中~下旬
(令和2・3年はコロナによるイレギュラーで秋実施)
合否発表: 7月
土地家屋調査士試験スケジュール
公示: 7月
受験申込受付: 7月下旬~8月上旬
筆記試験(午前/午後): 10月
筆記試験合格発表翌年: 1月上旬
口述試験: 1月下旬
最終合格者発表: 2月
形式上は筆記試験の合格者に口述試験を課して最終合格が決まる2段階選抜ですが、口述試験はほとんどの人がパスします。
筆記試験(10月)
午前の部 | 平面測量10問/作図1問(試験時間:2時間) |
---|---|
午後の部 |
[択一]民法3問/不動産登記法16問/土地家屋調査士法1問 |
口述試験(翌年1月)
1人15分程度の面接方式による試験
筆記試験の午前の部は難易度が低く、免除制度もあります。
したがってこの資格試験の一番の難所は筆記試験の午後の部であり、ここに向けて集中的な準備をすることが大切です。
土地家屋調査士の合格に必要な勉強時間は1,000時間程度と言われており、かなりの難関試験です。
土地家屋調査士の最終合格率は8~9%で推移してきましたが、近年は10%くらいあります。
試験の難所
この試験が難しいところは次の2点です。
計算
三角関数や複素数の計算が出てきます。高度な数学ではないですが、数学がもともと苦手な人はハードルが高いと感じがちです。
作図
作図は正確に速く描ける熟練が求められ、線のズレなどは減点対象となります。
民法
宅建士試験等で学習経験がある人にはさほど高いレベルではないですが、法律の初学者はかなり難しいと感じる場合が多いです。