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土地家屋調査士は、不動産の表示登記を独占業務とする国家資格です。
表示とは不動産の住所や種類(宅地か農地かなど)面積などのことです。
所有権や抵当権の設定に先立つ、「どこのどんな不動産なのか?」をまず登記することの専門家です。
具体的な仕事内容的は、特定分野の法律家と測量技師が混じったような感じです。
この資格試験はちょっと特殊で、先に測量士補に合格して、続けて受けるのが普通です。
その事情を知らない方は後の方の解説を読んでください。
土地家屋調査士のおすすめオンライン講座を紹介します。
土地家屋調査士のコースを提供しているオンライン講座は少ないですが、テレビCMもやっている有名スクールのアガルートにはあります。
初学者向けコースと学習経験者向けコースがそれぞれ2種ずつあります。
初学者向けのコースは、筆記試験の午前の部を免除される資格(測量士・測量士補・1級建築士・2級建築士のいずれか)を持っているかどうかで、下記2つの中から選べるようになっています。
初学者向けの2種のカリキュラム
ダブル合格カリキュラム | 初めて土地家屋調査士試験の学習をスタートする人が,測量士補試験と土地家屋調査士試験の2資格に,約1年でダブル合格するためのカリキュラム |
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入門総合カリキュラム | 土地家屋調査士試験の学習が初めての人で,午前の部の免除を受けられる人向けのカリキュラム |
初学者向けカリキュラムの中身
合格総合講義 | 合格に必要なすべてが詰まったカリキュラムの中核部分 |
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過去問詳細解説 | 択一式過去問解説講座、記述式過去問解説講座 |
新・定規の使い方講座 | 速く正確な作図テクニックを解説 |
[中山式]複素数計算 | 複素数モードによる計算方法をマスターする講座 |
実践答練 | 合格に必要な知識をバランスよく出題した答練 |
測量士補 総合講義 | 測量士補試験合格に必要な知識をインプット |
3時間で押さえる計算問題 | 計算問題をパターン化し,すべての解き方を解説 |
3時間で押さえる文章問題 | 全論点について解説 |
※ダブル合格カリキュラムは灰地と緑地の科目の両方、入門総合カリキュラムは灰地の科目のみです。
学習経験者向けカリキュラム2種
中上級総合カリキュラム | 午前の部の免除が受けられ、本試験の択一で15問以上正解できた人向け |
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上級パック | 択一式と記述式の基準点を超えている人向け |
印刷物のわかりやすいテキストがつきます。試験に精通した講師が,合格に必要な知識を精査し,信頼できる文献の裏付けを取った上で記述しています。
Facebookグループを利用した質問制度では、質問回数無制限で講師が24時間以内に回答します。
さらに定期カウンセリングによる完全個別フォローつき。
動画やWebだけでない、人手のヘルプもある頼もしい講座です。
土地家屋調査士に関する基本的な情報をコンパクトにまとめています。
そもそもどんな資格?どんな仕事?どんな試験?といったことです。
オンライン講座を比較検討するうちに、「そもそも」の問題が気になったら活用してください。
不動産の表示の登記と、土地の境界に関する専門家の国家資格です。
不動産の「表示」というのは、どこのどんな不動産かという情報です。
具体的には、土地や建物の住所・種類・面積などのこと。
表示ができた不動産に所有権や抵当権など不動産に対する権利を登記するのは司法書士の仕事です。
土地家屋調査士は権利の対象になる不動産のプロフィールを最初に明確化・客体化する仕事なのです。
表示の明確化には隣の土地との境界の明確化が必ず伴います。
だから土地家屋調査士は境界の測量もします。
土地家屋調査士は、表示の登記を中心にした法律知識と測量技術を認証する資格と言えます。
不動産の表示を登記するために必要な土地・建物の調査と測量を行います。
登記の申請義務は所有者にありますが、手続きが複雑なのでその代行を行います。
表示登記の代行は土地家屋調査士だけに許された独占業務です。
このほか土地所有者の依頼を受けて、土地の境界を調査することも行います。
土地家屋調査士の試験は、筆記試験(午前の部/午後の部)と口述試験(面接)からなりますが、一番難しいのが筆記の午後の部です。
特殊な試験事情―測量士補とのダブル合格が普通
筆記試験の午前の部は、測量士、測量士補、1級建築士、2級建築士のいずれかの資格を持つ人は免除されます。
このうち測量士補の取得は比較的やさしいです。
そこでほとんどの受験生は測量士補の資格を先に取って午前の部を免除してもらい、午後の部に集中して受験します。
オンライン講座の紹介記事はこの試験事情を踏まえた上で読んでください。
ご説明したように土地家屋調査士は司法書士と測量士をミックスしたような仕事内容です。
不動産系の資格といっても、宅建やマン管とはだいぶカラーが違います。
不動産業界外を含めて汎用性があるのは、なんといっても宅建ですね。
まだ決めていないのなら、ほかの不動産系資格も見て自分のやりたい仕事につながるものを選んだ方がいいかもしれません。
土地家屋調査士の仕事内容のうち、登記に興味を持たれた方は、法律に興味があるのかもしれません。
相当な難関になりますが、登記の専門家は司法書士で、社会的地位も高いです。
もう少し取りやすい法律系資格になると行政書士というのもあります。
法律系資格もおもしろそうだなと感じる人は上記リンク先でどんな資格があるか見てみましょう。
土地家屋調査士はかなり専門性の高い特殊な仕事です。
明確にその道に進もうと考えている人のための資格です。
漠然と資格取得を考えている段階なら、もっと広い範囲で見た方がいいかもしれません。
やみくもに資格取得するのではなく、自分の望む未来につながっていくものを選ぶことが大切ですね。
このページで資格一般を広く見てみましょう。