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オンラインまたは通学とのハイブリッドでドイツ語を学べる良質な講座を紹介しています。
あわせてドイツ語自体の情報も提供しています。
英検1級・TOEIC860・仏検3級・HSK4級、その他いろいろな語学をかじっている管理人(徳野)の記事です。
一番のおすすめは150年近い歴史と世界規模を誇るベルリッツ。
それとは大きく性格の異なる選択肢もいくつか提供します。
学校のプロフィール
ベルリッツは、1878年にアメリカで創業され、全世界に展開してきた多言語スクール。
140年以上に渡る世界的名声で非常に権威性が高いため、企業の導入事例が非常に多いです。
国内5,500社、世界20,000社以上にも及びます。
日本では現在17か国語の講座が常時提供されており、その中にドイツ語のコースがあります。
ドイツ語については、ベルリッツの全国の教室の大半で対面授業も選択できますが、オンラインなら全国で受講できます。
ヨーロッパの言語としては、フランス語、イタリア語、スペイン語などももちろん提供されています。
ベルリッツ・メソッド
教育方法は創業者のマキシミリアン・ベルリッツが考案した「ベルリッツ・メソッド」を一貫して使用しています。
母国語(日本語)での説明はせず、学習言語(この場合、ドイツ語)で行うイマージョン型指導法に属します。
このタイプの指導法では最も歴史の古いもので、下記のような特徴があります。
【ベルリッツ・メソッドの実践】
講師の質
講師には厳しい選別基準が設けられており、かつ3カ月ごとのフィードバック研修を受けます。
また、ベルリッツ・メソッドの専門的なトレーニングを受けています。
例えば説明に学習言語以外は使わないメソッドですから、生徒が理解できない時のクリアの仕方が問題です。
身振り手振りやジェスチャーも交え、クリアする訓練を受けています。
また、受講生が話す時間を多く取るという方法論も、受講生の口が重い場合にどうするのかという問題があります。
「単語ではなく、文章で答えてみましょう。」と促すなど、具体的なテクニックをいろいろ持っています。
さらにオンライン授業を担当する講師は、オンライン講義法の専門トレーニングを受けています。
レッスン費用
大人料金1レッスン単価の目安は下記のような感じです。
20レッスン・40レッスン・80レッスンなど、まとまった回数での契約になります。
実際の単価は、合計レッスン数や受講期間、分割払いの回数などによって変わります。
完全オンライン・マンツーマン | 8,000円台前半程度 |
---|---|
完全オンライン・少人数クラス(3名以内) | 4,000円台前半程度 |
※教室でのレッスンも自由に選択できるコースは、完全オンラインのコースより少し割高です。
※ほかに大学生・院生向け料金/中高生向け料金/子供向け料金/企業向け料金などがあります。
※通常は入学金や教材費が別途必要です。
※お得な入学金不要の短期集中受講キャンペーンなどを随時実施しています。
ここで5,000円程度の低費用で、ドイツ語を独習できるeラーニングシステムを紹介しておきます。
ロゼッタストーンは、1992年創業、30カ国語以上の語学習得eラーニングを世界中に提供してきたブランドです。
講師のいるスクールではなく、スマホやパソコンを使った独習システムです。
ロゼッタストーンをお勧めしたい方
ダイナミック・イマージョン・メソッド
Dynamic Immersion Methodとは、幼児がはじめて言語能力を身につけていく過程を擬似的に体験する学習方法です。
単語の暗記や文法といった従来の学習方法とは完全に異質です。
学習者の母国語での説明をまったく行わず、写真を見せて単語の発音を聞いて答えを選ぶクイズを繰り返していきます。
もちろん最初は面食らいます。
しかし、「たぶんこういうことかな?」と直観を頼りに答えていくうち、だんだん意味がわかるようになっていくのです。
イメージで単語と概念を結び付け、文法も直観的に理解していくわけです。
いちいち日本語との翻訳を介さなくても反応できる能力が最初から養われます。
「習うより慣れろ」を先生なしで強制的に実践させてくれるソフトと言えます。
低費用独学eラーニング
1言語5千円程度の費用で、スマホ・タブレット・PCで独習できます。
2言語めからは半額くらいで買え、キャンペーンの時にはさらに安く買えます。
24言語あり、ヨーロッパの言語ではドイツ語のほか、フランス語やスペイン語はもちろん、ギリシャ語やポーランド語まで提供されています。
語学を習いたい生徒とネイティブの先生をマッチングするサービスがたくさん登場しています。
従来はマイナーな言語のスクールや先生は大都市でしか見つけられなかったし、超マイナーな言語はそれすらも難しかった。
今は地球の裏の僻地に暮らす超マイナー言語の先生を見つけることも可能です。
ドイツ語はメジャーな言語なので、日本・ドイツ・スイス・オーストリア・諸外国在住のネイティブの先生がたくさん見つかります。
ただ、日本語しかできない人には少しハードルが高い面もあります。
メリットとデメリットを整理しました。
メリット |
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デメリット |
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有名な語学教師マッチングサービス
ドイツ語がどんな言語かという基礎情報を提供しています。
歴史や言語学的特徴など、主要項目を簡潔に説明しています。
ドイツ語を公用語とする国
国名 | 独語が公用語 | 他の公用語 |
---|---|---|
ドイツ | ○ | |
オーストリア | ○ | |
リヒテンシュタイン | ○ | |
ルクセンブルク | ○ | ルクセンブルク語、フランス語 |
スイス | ○ | イタリア語、フランス語、ロマンシュ語 |
ベルギー | ○ | フランス語、オランダ語 |
ドイツ、オーストリア、リヒテンシュタイン、ルクセンブルクの4カ国は国民のほとんどがドイツ語を母国語としています。
以上のほかに旧ドイツ植民地のナミビア、東欧をはじめ、世界各地に話者がいます。
話者人口は1億3000万人、そのうち約1億人が第一言語としています。
フランス語やスペイン語は紀元前の古代ローマの言葉ラテン語が起源です。
民衆が征服者の言葉を覚えて各地で方言になり、それが進化して成立した言語です。
それに対してドイツ語は、紀元後4~6世紀にに北方からヨーロッパに侵入してきたゲルマン民族の言葉から生まれた言語なのです。
ローマ帝国の国民からは野蛮人とみなされた人たちの生活言語でしたが、やがてラテン文字を使って書かれるようにもなりました。
11世紀頃にはドイツ語の文献が増加し、16世紀にはマルチン・ルターが新約聖書をドイツ語に翻訳しました。
17世紀にはドイツ人の民族としての自覚が高まり、まだ種々の方言が混在していたドイツ語の統一を求める国語浄化運動が起きました。
そして18世紀にはゲーテやシラー、19世紀にはハイネのような世界的ドイツ文学が生まれました。
言語学的にはインド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派に属し、英語と同じグループです。
しかし、英語と分岐したのは2千年くらい前と考えられており、今では違いが大きいです。
フランス語・スペイン語・イタリア語の間に見られるような語彙や文法の類似性は、英語とドイツ語の間にはあまり感じられません。
これは英語がフランス語などの非ゲルマン系言語の影響を強く受けているためです。
ゲルマン語の祖先の姿をよりとどめているのがドイツ語です。
文法は英語よりかなり複雑です。
単数・複数の区別があるのはもちろん、すべての名詞に性があります。
フランス語は男性女性の2種類ですが、ドイツ語は男性・女性・中性の3種類です。
人間や動物のように性別があるものはそれに従うだけでいいですが、物や現象にも性があります。
例えば、Wein[ヴァイン]「ワイン」は男性、Bier[ビーア]「ビール」は中性、Milch[ミルヒ]「ミルク」は女性です。
「なんで?」と思うかもしれませんが、理屈抜きに覚えるしかありません。
また、英語では格変化するのは代名詞だけで、他の格変化は消滅しました。
格変化というのは、例えば「主格:私が I」「属格: 私の my」「目的格: 私を me」のことです。
ドイツ語の場合は、名詞・冠詞・形容詞が主格・属格・与格・対格の4種の格変化をします。
参考: ドイツ語の名詞の性と冠詞
ほかにも英語では衰退してしまった接続法が多用されます。
これは非現実的な仮定や婉曲な表現に使われる語法です。
日本人学習者は、接続法が苦手な人が多いです。
参考: ドイツ語の接続法
【参考動画:ドイツ語の概要】
基本、綴りをローマ字読みすれば概ね正解という点は学習が楽です。
Mann [マン] 男の人 / Name [ナーメ] 名前 / trinken [トリンケン] 飲む/ Leben [レーベン] 生活
しかし、学習が進むにつれ、別の問題に悩まされます。
単語や文中でアクセントがない部分の音が脱落したり、前後の音の影響を受けて音が同化したりすることが多い言語なのです。
これにより、習熟していない学習者は、単語の切れ目がわからず、何を言っているのかわからないということが頻繁に起きます。
母音は日本語より種類が多く、ネイティブと会話経験を積んで慣れる必要があります。
子音は口蓋垂(のどひこ、のどちんこ)を振るわせるchの音が少し難しい以外は問題が少ないです。
【参考動画:ドイツ語の発音】
ドイツ語やドイツに関する有用なサイト、記事を紹介しています。
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