【KIYOラーニング社の鈴木氏(左)と小林氏】
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STUDYing(スタディング)というスマホ動画で資格の勉強ができるeラーニングに人気が集まっています。
提供元のKIYOラーニング(株)の事業紹介セミナーがあったので、システムの特長などを聞いてきました。
受講を検討している人は参考にしてください。
最初に、予備知識が全くない人のために、スタディングの概要を押さえます。
資格の受験者の3大悩みは「時間がないこと」「わからないこと」「お金が無いこと」。
スタディングは、これを解決するオンライン資格講座。
短い動画をスマホで見て(もちろん、PCやタブレットもOK)学習から問題演習までしていくスタイル。
復習のやり方までシステムに組み込まれていて、よくある学習者まかせではありません。
IT技術を駆使し、スマホゲーム感覚の問題演習を高頻度にやって、実力をつけます。
極力、同時にテキストやノートを開かずとも、スマホだけで学習が完結するように作られています。
つまりスマホでのスキマ学習が現実に実行できるよう、最適化されています。
価格は、大手資格学校の5分の1程度。
無駄を省くことにより、圧倒的な低価格を実現しています。
ビジネス・経営 | 中小企業診断士/技術士/販売士/危険物取扱者 |
---|---|
法律 |
司法試験・予備試験/司法書士/行政書士/社会保険労務士/弁理士/ビジネス実務法務検定試験® |
会計・金融 | 税理士/簿記/FP/外務員(証券外務員) |
不動産 | 宅建士(宅地建物取引士)/マンション管理士・管理業務主任者/賃貸不動産経営管理士/建築士 |
IT | ITパスポート/基本情報技術者 |
公務員 | 公務員 |
ビジネススキル | コンサルタント養成講座/データサイエンティスト基礎講座 |
「スマホでスキマ時間を活用して資格の勉強ができる!」
それがスタディングなのですが、実はそんな謳い文句のeラーニングは他にもあります。
最近は、専門学校や塾も動画をよく配信しています。
スタディングはそういうものと明確な違いはあるのか?
それこそがこのセミナーに出て一番知りたいことでした。
この点について、講師の鈴木氏から明確な説明がありました。
氏の表現をそのまま引用すると、それは「『出自』が違う」ということ。
教材を設計する出発点の違いこそ最大の違いだというのです。
従来の教育カリキュラムは、教室・黒板・分厚いテキストを前提に設計されている。
それをそのまま、スマホサイズの動画に置換えても機能しない。
教室の授業や紙のテキストを撮影した動画では、スマホでのスキマ時間学習など現実にはできない。
スマホでスキマ時間に見ることを前提に、一から組み立ててこそ初めて機能するのです。
鈴木氏はそういう趣旨の話をされました。
例えば、授業時間。
座学の授業は1日3時間とかであり、そんな長大な動画をスマホで見ても集中力が続きません。
また、1時間で1話完結のような話の構成なので、細切れで見ると最初の方を忘れてわからなくなります。
つまり、そんな動画では「スマホでのスキマ時間学習」など現実にはできないということです。
教室の授業は、見る場所が教室だからこそ成立するのです。
一方スタディングの場合、1回の授業が30分程度で、それを3~5分程度のクリップに分けてあります。
各クリップはそれだけ見ても理解できる、小さく完結した内容になっています。
スマホでスキマ時間に学習するのに最適なように、最初から授業が設計されているのです。
黒板の板書やテキストを動画に撮っても、スマホの画面では読めないことが多いです。
するとスマホだけでなく、テキストも見ないと理解できないことになります。。
これでは通勤電車やスポーツジムでの学習など不可能です。
あまりにも初歩的なことですが、これはよく見られる欠点です。
一方スタディングの文字・図はスマホ画面で快適に見られるように最初から設計されています。
スマホの画面だけで学習が完結するように作られているのです。
スタディングは教室ではなく、映像制作の専門スタジオで撮影されます。
画面構成はスマホで見た時に快適に視聴できるように作られます。
パソコンやタブレットでももちろん視聴できますが、スマホを標準に制作されているのです。
撮影や編集もスマホ最適化がなされているわけです。
【スタディングの撮影スタジオ(自社設備)】
【撮影スタジオ内の動画編集装置】
しかし、ここで色々な疑問が沸き上がってきます。
例えば動画の時間を短くするのはいいが、細切れの動画が大量にできるだけではないのか?
それだと結局、全部見るのに膨大な時間がかかるのではないか?
また、話が細切れすぎて、まとまった授業を聞くより理解しにくくなるのではないか?
といって動画の本数を減らすために教習項目を間引くと、試験に合格できない講座になるのではないか?・・・・
どれももっともな疑問です。
こうした点に関してもKIYOラーニング社は明確な答えを持っていました。
スマホのスキマ時間学習に最適化するというのは、先の述べたようなことだけではないのです。
単に動画を短くするとか、文字画面をシンプルに大きくするとか、専門スタジオで撮影するとかだけではないのです。
より根本的なスマホ最適化の設計思想がセミナーで披露されていました。
次はそれを説明しましょう。
セミナーでは、スタディングのカリキュラムの設計思想が丁寧に説明されました。
それをここでお伝えしたいと思います。
セミナーの資料を読むと、スタディングの一番本質的な部分は次の点だと思えます。
短期間で合格した人々の勉強法を徹底的に研究して開発
「短期間で合格した人々の勉強法」の中に、「インプットを最小にしてアウトプットを増やす」というのがあります。
覚える勉強ばかりしてないで、実際に知識を使う時間を増やすという意味です。
それも週に1度長時間やったりするより、1日に何回もとか、高頻度にやるほうがいいことがわかっている。
ちょっと勉強してはすぐに実戦を体験するということを繰り返した方が早く身につくのです。
それをやるには、スマホのスキマ時間学習こそ最適だと思いませんか?
また、問題演習はモチベーションの維持がネックです。
取り組んでみて解けないとストレスになるので、どうしても億劫になります。
もし、そこにゲーム性を持ち込めば、ストレスは大幅に軽減され、進めやすくなります。
問題をゲームにするなら、スマホこそ最適だと思いませんか?
このように、スタディングはそもそも「スマホ学習」をネガティブな代替手段とは捉えていないように思えます。
「短期間で合格した人々の勉強法」を実践するのにむしろ理想的なツールとポジティブに捉えているようです。
× 本当は学校に通う方がいいが、お金と時間がないから、スマホ学習しかない。なので、せめてそれをできるだけいいものにする。
〇 最小の努力・時間・費用で合格できる方法を実践するためには、通学よりむしろスマホのスキマ時間学習の方が有利ですらある。
スマホをこのように捉えた上で、スマホ学習に最適化されたカリキュラムを一から組んでいるように見受けます。
さて、「短期間で合格した人々の勉強法」をKIYOラーニング社で徹底研究した結果、次の7つの原則に集約されたそうです。
今からひとつずつ説明していきます。
「勉強のやり方」がわからなくて悩んでいた人には「目からウロコ」の内容も多いはずです。
小学生の頃から学校で刷り込まれてきた「まじめな学問の学び方」に反する内容もあります。
ちょっと抵抗がある人もいるかもしれませんが、一応最後まで読んでみてください。
時間もお金も限られた人が短期間で合格するためには、聞いておいても損はない内容が含まれています。
短期間で合格した人の勉強法を研究すると、アウトプット(実際に問題を解く)に非常に時間をかけていることがわかりました。
逆に、なかなか合格できない人の勉強法は、インプット(学習)に時間をかけすぎて、アウトプット不足というパターンです。
忙しい人が短時間でインプットを済ませ、アウトプットに十分時間を取るにはどうすればいいか?
スタディングでは、合格に必要なよく出題される範囲にインプットを絞って最小化します。
【ミニマムインプットの概念(セミナー資料より)】
これは、試験にあまり出ないところは捨てるということです。
大半の受験者が回答できないような問題までできなくても、合格は十分可能です。
それよりよく出題される範囲で徹底的なアウトプット訓練をしておくことが大切です。
インプットのミニマム化によってそれが可能になります。
自分でミニマム化をやろうとしても、「よく出題される範囲」を見誤る危険が大きい。
しかし、スタディングは資格試験のプロが絞り込んだ範囲なので、信頼できます。
人は1回の学習では、ほとんど何も頭に残りません。
セミナー資料ではエビングハウスの忘却曲線が掲載されていました。
【エビングハウスの忘却曲線(セミナー資料より)】
エビングハウスは19世紀のドイツの心理学者で、記憶の研究の先駆け。
彼の研究によると、人間は学んだことを1時間後には56%、1日後には74%忘れてしまうそうです。
【忘却曲線への対抗戦略(セミナー資料より)】
この問題に対するスタディングの戦略が「学習単位の細分化」です。
1回の勉強時間を短くし、復習を何度も繰り返すように作られているのです。
これも短期で合格する人の勉強法を研究した成果です。
【実力がつかない人の勉強パターン(セミナー資料より)】
実力がつかない人の勉強パターンは、1回目の勉強に時間をかけすぎ、復習や問題練習が不足というものです。
スタディングは「1回で完璧に仕上げる」のではなく、「全体を繰り返し学んで知識を定着させる」ように作られています。
【短期間で実力がつく勉強パターン(セミナー資料より)】
しかし、これを実現するには「学習単位の細分化」だけでは無理です。
一つ一つの動画は短くなったが、動画の数が膨大になってしまったのでは困ります。
全部見るのに大変な時間がかかるというのでは、反復学習など無理だからです。
やはり、最初に述べた「インプットのミニマム化」とセットになっているからうまくいくのです。
セミナー資料は次の点を特大の字で強調しています。
試験に短期間で効率よく合格するには、「試験に出るところを勉強する」ことが重要です。
× テキストの先頭から順番に、丁寧に学習する
× 難しい論点をわかるまで学習する
× 試験に関係ないテーマも網羅する
1.頻出テーマに注力
プロが過去の出題傾向を徹底分析して、よく出るテーマに集中したカリキュラムを作成。
2.難しい論点はあえて避ける
「めったに出題されない」「難しくて誰も解けない」ような論点はあえて捨てます。
それによって頻出テーマを徹底勉強する時間を確保できます。
3.インプットからアウトプットへ素早く移行
ビデオによるインプット学習は早めに済ませて、すぐに「スマート問題」や「セレクト過去問集」でアウトプット力を鍛えます。
中学・高校では、「全体を一通り勉強してからでないと過去問に当たるのは早い」と指導された人も多いと思います。
そして「全体を一通り勉強」し終えた頃に過去問に当たってみると、あまりの難しさに愕然としたりします。
もはや試験本番まで残された時間は短い。
こんなんで本番、大丈夫か?
もっと早めに過去問に当たっておくべきじゃなかったか?・・・と後悔するのです。・
スタディングの勉強法はこれと真逆です。
早いうちから過去問に当たります。
当然、自分では解けないことが多いです。
すると「問題を読んですぐにわからなければ、迷わず解説を読め!」というのです。
過去問は問題ではなく「読み物」だと割り切って、たくさん読め!というのです。
私自身、目からウロコの指摘でした。
過去問は当然難しいので、全部自力で解こうとすると膨大な時間がかかります。
時間が取れる人はそれでもいいが、そんな人は稀。
たいていは過去問の研究不足の状態で本番に臨むことになります。
短期で十分準備するには、確かに「過去問は読み物」と割り切る方が現実的だと思いました。
スタディングの開発者は、資格試験を次のように捉えているそうです。
スキル・ノウハウが求められる点で、スポーツの練習と同じ
合格するには、日頃から本試験をイメージした練習を行うことが大切。
具体的には次のようなことです。
【試験はスポーツの試合と同じ(セミナー資料より)】
小中高も従来の資格予備校もこんな面まで指導はしてきませんでした。
だから、たっぷり勉強して臨んでも本番で上がって失敗する人は多かった。
そしてそれは各個人の精神の弱さのせいにされてきたのです。
しかし、試験をスポーツと捉えるなら、「日頃から本試験をイメージした練習を行う」のは当然。
こういう面の指導も入っている点にスタディングの新しさを感じました。
スタディングは、「勉強は机に向かってするもの」という固定観念を捨てるように勧めています。
幸い、現代にはスマホという万能の携帯コンピューターがある。
それを活用してスキマ時間の勉強を重ねれば、まとまった勉強時間が取れないことはハンデにならないと説きます。
時間がないという問題を克服するのを全力で支援してくれるシステムです。
【スキマ時間のフル活用(セミナー資料より)】
しかし、私はスマホのスキマ時間学習にはそれ以上のポジティブな効果があると思いました。
既に述べたように、高頻度でアウトプットを繰り返すのが短期間で身に付く勉強法だということが判明しています。
であれば、通勤時間、休み時間、食事時間、ジムで過ごす時間・・・・・
ありとあらゆるスキマ時間を捉えてアウトプット練習をするのは、むしろ望ましい。
家で決まった時間だけ勉強するより効果的である可能性すらあります。
勉強時間が取れて学校に通える人も、スキマ時間学習を取り入れるとさらに効果的なのではないでしょうか?
いずれにせよ、スタディングを使うなら、勉強時間が取れないことを大きな障害と思う必要はないということです。
資格取得で挫折する人の多くは、実は試験に落ちた人ではありません。
受験にまでたどり着けずに途中でやめてしまう人の方がずっと多いのです。
【合格者のピラミッド(セミナー資料より)】
逆に言うと、途中でやめない---ただ、それだけで成功の可能性が高まるのです。
こういうと、精神論・根性論に聞こえるかもしれませんが、そうではありません。
完走できない原因を考えて、それを取り除いたカリキュラムにしようということなのです。
勉強法や計画に無理がある
「毎日、仕事から帰って3時間勉強する」は現実に可能なのか?
「家で勉強できるのは週に1~2日ぐらいで、あとはスキマ時間で補う。」という前提にした方がよくないか?
「出題範囲をくまなくマスターする。」は実行可能なのか?
プロが絞り込んだ頻出範囲を徹底的にやって、めったに出ない所は捨てた方が現実的ではないか?
モチベーションが続かない
インプットだけでなく、復習やアウトプットのやり方までシステム化されているなら、おまかせにした方が楽ではないか?
ゲーム感覚で楽しくやれる問題があるなら、それを利用した方がよくないか?
「勉強は隅から隅までみっちりやるべき」と信じていて、やり抜く自信もあるなら、スタディングに関わる必要などありません。
しかし、不安があるなら、変に真面目なストイックな態度は捨ててみては?
「途中でやめてしまう原因」を徹底的に取り除いたシステムを使って、完走の可能性を高めた方がいいと思います。
資格試験にはいろいろな形式があります。
マークシート選択試験のみの資格もあれば、2次試験で論述や実技の試験がある資格もあります。
後者のような資格は「スマホのスキマ時間勉強」だけでマスターするのは無理なのではないか?
この点についても、セミナー中に鈴木氏から説明があったのでその要旨を紹介します。
例えば、社会保険労務士事務所はとても人気のある資格ですが、試験はマークシート選択のみです。
だから、この資格はスタディングととても相性がいい。
スマホひとつで完結する勉強法がとても向いています。
これに対してよく批判を受けるのが建築士の講座。
建築士は2次試験で製図の実技があるのに、スマホ動画の勉強だけで受かるのか?、と。
製図の部分については、スタディングは実際に描く前に頭の中で描く過程にフォーカスした内容になっています。
それだけでは不十分なのは事実です。
しかし、予備校の建築士講座は100万円以上の費用がかかります。
だから、独学でやる人が多い。
しかし、独学でやると難しいのでなかなかうからず、挫折する人が多い。
建築士の勉強も、実はスマホ動画学習が効率的な部分はとても多いのです。
だから、そこはスタディングを活用したらどうですか、ということです。
そして答練や模試は別に通学講座を受ければいいんです。
これによって、合計の費用も時間も大幅に抑えられるはずです。
セミナーのもう一人の講師である小林氏からは、スタディングの利用動向と学習スタイルについてお話がありました。
これについても要約をお届けします。
有料受講者は5年で10倍に増えており、2019年12月現在で5万人とのこと。
講座の種類も10年で1から26に。
すべての講座で利用者数が前年に対して増加を続けているそうです。
人口減で資格教育の受講者が全般的に減少していることを考えると、これはすごいことです。
では、なぜスタディングは市場の縮小に逆行してそんなに伸びているのでしょうか?
セミナーで小林氏は、次のような趣旨のことを話しておられました。
資格講座はダイエット系と同じ「ネガティブ商材」。
つまり「すごくほしい、やりたい!」ことではなく、「いやだけど、やらないといけない」こと。
やろうとしても、できない、やる気が出ない理由がいくらでも出てくる。
そういう理由を一つずつ潰して、これ以上ないくらいやりやすく工夫している。
それがスタディングが伸びている理由だと思います。
例えば、仕事や学校の後に資格の予備校に通おうとすると次のようなことがよく問題になります。
↓↓↓↓
【スタディングが提案する解決方法】
スマホでスキマ時間に学習
費用も大きな問題ですが、スタディングは運営コストの抑制で圧倒的な低価格を実現しています。
大手予備校の1/5程度、資格によっては1/10です。
資格 | スタディング | 大手予備校 |
---|---|---|
社会保険労務士 | 55,000円 |
TAC 199,000円 |
宅建士 | 18,500円 |
TAC 196,000円 |
司法書士 | 107,000円 |
TAC 533,000円 |
税理士 | 54,980円 |
TAC、 大原 |
一級建築士 | 88,000円 |
総合資格学院 1,150,000円 |
以上のような従来の学習法の問題点を解決するにとどまらず、ITを活用して今までにない利便性を創造しています。
動画配信に加えて、下記のようなIT駆使の「学習tool」が学習の効率を高めます。
スマホの機能を活用して問題集にゲーム性を取り入れています。
これにより、アウトプットの増量を楽しんで進めることができます。
スマート問題集は、動画学習のインプット後にすぐアウトプットして頭に定着させるためのもの。
短期間で合格する人の勉強法として、早い段階から過去問に当たることが大切なことをすでに述べました。
セレクト過去問集はそれを実践するためのものです。
ガイドに従うだけで最適な順番で学べる機能です。
「今日は何を学ぼう?」と迷う必要がなくなります。
動画講座を視聴したらすぐ問題を解き、アウトプット重視の学習が自動的にできるよう設計されています。
受講を終えるとチェックマークが付き、学習日や学習回数も記録されます。
学習時間や進捗状況を自動集計し、グラフ等で可視化する機能です。
資格別、コース別、講座別など細かい単位で学習時間や進捗を確認することも可能です。
また、日付別に、何をどれぐらい学習したかという学習履歴を表示することができます。
自分の学習管理とモチベーション維持を支えてくれるマネージャーのような存在です。
調べたいことがある時、一発で見つけられる機能です。
分厚いテキストのどこに書いてあったか、ページを繰る必要はありません。
複数個所に出てきた内容を全部チェックしたい時など、特に便利です。
アナログだと探す作業だけで疲れてしまうでしょう。
オンライン上で講座を視聴しながら簡単・自由に自作の「まとめ」を作ることが出来る機能です。
講座内のテキストを簡単にマイノートにコピペできるので、手書きのまとめより断然早い。
講座の受講期限終了後も、スタディングを退会するまで無料で使えます。
勉強仲間がいる人は合格しやすいという事実があります。
とはいえ、そういう仲間を身近に見つけるのが難しいのも事実。
特に通信講座の場合は、孤独からくるモチベーション低下は深刻な問題です。
「勉強仲間機能」は、志を同じくする仲間を簡単に作れる同じ講座の受講者間のSNS。
「いいね!」やコメントで刺激を受けあい、励ましあうことでモチベーション維持ができます。
講座受講者全体で共有することも、限られた仲間の間だけで共有することも、自分一人だけのタイムラインにすることもできます。
スキマ時間のスマホ学習により、学習空間は限りなく広がります。
動画講義は1テーマ10~15分程度なので、移動時間が短い場合も活用できます。
テキストも問題集もすべてスマホ内で完結。
スマホと別に本を広げる必要はないので、混雑した車内でも勉強できます。
行きの電車でインプットして、帰りの電車でアウトプット(問題演習)するのがおススメだそうですよ。
講義と講義の間の時間や、友達との待ち合わせの時間など、学生生活にはちょっとしたスキマ時間がたくさんあります。
そんな時間が少しでもできたらすぐスタディングを開くようにすれば、時間や労力を取られずに学習を進められます。
小さい子がいるママは本当にまとまった時間が取れません。
また、目を離した間に危険な目に遭わせてしまうのも怖いです。
スタディングなら本当にスマホだけで完結するので、子供をあやしている時間さえ学習に使えます。
ランニングマシンでのワークアウト中はテレビを見るかわりにスマホを見て勉強できます。
ウェイトトレーニングのインターバル(休憩)時間も狙い目です。
最後にスタディングを提供しているのはどんな会社なのか、簡単に見ておきましょう。
その会社は、東京のKIYOラーニング株式会社。
2018年にはベストベンチャー100に選ばれています。
2008年から「通勤講座」の名称で1講座から始め、その後「スタディング」に名称変更して、現在は26講座。
まだ試験段階ですが、この会社はスタディングにAIの応用を始めています。
自動車の自動運転の実用化をはじめ、AIが世の中を大きく変えて行きそうな予感は誰しもが感じているはず。
AIは通信教育も大きく変えるはずです。
この会社は数回にわたる巨額の資金調達に成功し、資本金はベンチャーにしては巨額の7億6600万円です。
つまり、研究開発に使える資金を潤沢に持っているのです。
AIの応用で今までにない通信教育が生まれるとしたら、それをやるのはこの会社ではないかと思っています。
というわけで、受講を始めるのがまだ先になりそうな人も、スタディングの動向には注視していく価値があります。
スタディングの運営会社KIYOラーニング株式会社の創業から現在までを簡単にまとめました。
スクールの来歴を知ることは講座の性格を知ることにつながり、受講是非の判断に役立つと思います。
創業者の綾部貴淑(あやべきよし)氏は東京工業大学卒業後、オラクルを経て情報コンサルティング会社で活躍していました。
しかし、本当の希望は「もっと経営に近いことをしたい」「将来、起業したい」ということ。
何か具体的なアクションを起こさねば、という想いから中小企業診断士の資格取得に挑戦しますが、本業の多忙の中、2回挫折します。
それでもあきらめきれなかった綾部氏は、角度を変えて、診断士の勉強よりまず学習法、脳科学、心理学などを研究するようになります。
そして「悪いのは私の頭ではない、学習法だ!」と結論づけ、上記の研究成果である自分のオリジナルの勉強法と学習法で3度目の挑戦をします。
見事合格を果たした綾部氏は、他の合格者と話すうちに短期合格者の勉強法には共通点があることに気づきます。
そして自分の学習法をベースに様々な人の経験を統合していけば、今までにない効率的な教育システムができるのではないかと思い至ります。
これがスタディングの前身「通勤講座」を作ろうと思ったきっかけだそうです。
通勤講座は、2008年に、本業のコンサルティング会社はやめずにいわゆる週末起業として始めました。
立ち上げ時は中小企業診断士の講座1本でした。
しかし、Web集客だけで年間1,000人を超える受講者が集まり、多くの合格者を輩出することになり、翌年には独立してしまいます。
2010年にはKIYOラーニング(株)を設立して法人化し、そこから講座の種類をすこしずつ増やしていきました。
2012年にはマルチデバイス対応のプラットフォームをリリース。
2013年には、ビデオ講座の制作拠点「代官山スタジオ」を開設。優良受講者も5,000人を超えます。
2018年にはブランド名を通勤講座からスタディングに変更します。
停滞に陥ることなく成長を続け、講座の種類は27に増え、2020年には東証マザーズに上場を果たします。