オンライン通信講座各社ではたいてい無料のトライアルがあります。
これを大いに活用しましょう!
本来はその講座の教習方式を試して、効果がありそうか、自分に合いそうか確かめるためのものです。
しかし、全体的な勉強の戦略を話していることが多いので、独学で突破するつもりの人も大いに参考になります。
短期間で合格するための勉強法に関する情報が得られるということです。
ここではスタディングの無料トライアルを試してみましょう。
下記のような強烈な特色を持ったオンライン講座です。
PCでも受講可能ですが、スマホだけで完結するように作られています。
例えば画面を見ながら本を開ける必要はないし、学習進捗管理も問題演習も全部スマホの画面内で済むということです。
これだと通勤電車の中とか家事の合間、フィットネスジムの休憩中など「スキマ時間」に本当に勉強できますね?
無料登録すると講座の入り口部分だけを見ることができます。
どんな情報が得られるか見てみましょう。
【宅建・無料のお試し登録画面】
最初に視聴するのが、全体的な勉強法に関する動画です。
短期合格セミナー「失敗しない宅建合格法_5つのルール」
ここでは合格基準、出題分野別の力の入れ方、出題分野別の目標点数など、貴重な情報が語られます。
このうち、宅建業法はやさしく誰もが高得点するところなので満点を目指さねばならない。
しかし、2番目の法令上の制限は違います。
上の画面で建築基準法は「超難」とされているように、建築基準法ばっかり半年みっちり勉強しても正解できるかどうかわからないくらいの難易度なのです。
それなのに出題数はたったの2問で、得点効率は低いです。
一方、国土利用計画法、農地法、宅地造成等規制法などはやさしく、1日2日の勉強で十分正解できるらしい。
ライバルの受験者はまず「易」の問題を得点にかかりますから、まずはそこで負けない勉強をすべきです。
まあ、こんな具合で勉強には「力の入れどころ・抜きどころ」というか、「ツボ」みたいなものがあるのです。
上掲の写真みたいな形で受験戦略をまとめてくれています。
全体を通して「過去問をやる」ことが非常に重要とのことです。
こういうことを知らずにやみくもにまんべんなく勉強していては、短期合格は絶対無理です。
受講の意思はなく独学で突破するつもりの人もぜひ見るべきだと思います。
せっかくですから、無料講座でスタディングの教習方式も体験してみましょう。
どの学習項目も次の短いサイクルを繰り返すようになっています。
延々と講義を聞いたり教科書を読む(インプット)のではなく、ざっと勉強したらすぐに問題を解いてみる(アウトプット)方式です。
無料で見れるのは宅建業法の「用語の定義」の部分です。
例えば上の動画は、宅建業の定義は「『宅地または建物』を『取引』する『業』」と説明しているところです。
この後、『宅地』は私たちがイメージするもの以外にどんなものが含まれるのかなどを順番に講義してくれます。
私たちは往々にして上のような講義をノートに丸写しし、アンダーラインやカラーマーカーだらけにすることに時間を使います。
しかし、そんなことにどんなに力を入れても「宅建業の定義を理解した」ことにはならないのです。
スタディングでは講義はざっと聞いたら十分という考え方です。
講義を1回聞いたら、すぐに関連する簡単な問題を解いてみる作業に入ります。
次のような○×式の問題をどんどん解いていきます。
上のような問題を正解できることが、「宅建業の定義を理解している」ことなのです。
理解が不十分な場合は解説を読み、正解できるようになるまで繰り返し問題を解きます。
カラフルなマーカーでノートをきれいに仕上げるような作業はしません。
そんなものは時間のムダです。
「実戦=問題の正誤を自分で判断すること」を繰り返して理解を深めていくのです。
スマート問題集で自信がついたら過去問をやります。
勉強を始めたばかりの段階からすぐに過去問をやるということです。
これは独学では難しいというか、ほぼ不可能なことです。
そこまで学んだ知識だけで解ける過去問を初学者が自分で選ぶことは無理だからです。
いかがでしたか?
スタディングの竹原氏だけでなく、宅建試験業界の有名講師は口を揃えて言います。
「過去問攻略は宅建合格の鍵である」と。
スタディングを受講すれば、それが早い時期から自然にできるわけです。
過去問に十分親しんで実戦経験を積んだ受験者と、ノートにマーカーばかり塗ってなかなか試験直前まで過去問に着手できなかった受験者。
合格するのがどちらかは言うまでもないですね?
独学を選ぶにしても、このアウトプット(問題演習)重視の勉強法は大いに参考にすべきです。
そして最初に述べたように、無料トライアルを見るだけで試験の攻略方法に関する大きなヒントが得られることも分かったと思います。
独学だと次に何を勉強するかということも自分で考えねばなりません。
スタディングの宅建は2万円を切っているので、そういうことも含めて講座に任せてしまい、自分は与えられる問題をどんどん解くだけ、という状態にした方が楽なのではないかと思います。